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サービスコンセプト

「C.C.C.（Chat.Control.Connect.）」は、AIエージェント時代の到来に合わせ、IT技術に詳しくないユーザーでも直感的な対話インターフェースで様々な操作を実現するプロジェクトです。

ユーザーは必要とする機能だけを選択でき、機能過多による混乱や予期せぬ動作への不安から解放され、AIをより身近に便利に活用できる環境の実現を目指しています。

今後はシンプルな「操作語」によって操作できることを増やし、弊社のIoT機器プロダクト＆サービスと統合することでAIエージェントと共生する安心・安全な暮らしへとつなげます。

"シンプルに繋がる、言葉で操作する、あなたのための対話型オペレーター"

背景

人とAIの共存が日常となりつつある今、非常に強力なツールであるAIエージェントを誰もが簡単・安全に使いこなせるインターフェースの必要性が高まっていると考えます。

社会的状況

• AIエージェント時代が本格的に到来、技術の進化スピードが加速し社会変化の波が訪れる
• AIエージェントとMCP（Multiple Chain Protocol）の普及が加速、現2025年3月時点は進化の真っ只中にある
• AI技術の莫大な恩恵をごく限られた先行者以外の多くの一般ユーザーも享受できる環境が必要
• 機能過多による混乱や、予期せぬ動作への不安がAI活用の障壁となる

Hackathon2025 Wave4 時期

• 2025年2月〜3月にElizaOS x ICPプラグインから調査をはじめる
• それに続けて、AutoGPTやMastra.aiの調査を行う
• 上記社会的状況の通り、現2025年3月時点はAI環境進化の真っ只中にある

利用ユーザ想定（ターゲット）

• AI初心者層：ChatGPTなどのAIツールをまだ利用していない、テクノロジーへ抵抗感があるユーザー
• 弊社IoTサービスの利用者：弊社byppプロダクト＆サービスの利用者
• ブロックチェーン入門者：Web3技術に興味を持ちつつも、専門的な知識や経験がまだ浅いユーザー

メリットや特徴

C.C.C.は複雑化するAIエージェント体験をわかりやすく使えるようシンプルな設計にして、ユーザー主導の安心感のある操作環境を実現します。テクノロジーの壁を取り払い、誰もが直感的に使いこなせるような設計になります。

1. 機能選択制：ユーザーがチャットで行いたい機能だけを選べる仕組み
2. 操作語によるシンプル制御：専門知識不要の直感的な指示方法
3. 透明性の確保：何ができるのかを明示し、予期せぬ動作を防止
4. 段階的な機能拡張：基本機能から始め、ユーザーニーズに応じた機能追加

実装済み機能

プロジェクトの初期フェーズとして、基盤となるコア機能を実装しました。

• Internet Identityによる認証
• Principal識別
• チャットインターフェース
• チャットの機能選択
  • EVM Block Explorer：EVMブロックチェーン情報の確認
  • ICP価格チェッカー：仮想通貨ICPの価格確認

課題

プロジェクトの次のステップとして取り組むべき重要な発展領域が見えてきています。コア機能を活かしながら、サービスコンセプトの実現へさらなる価値提供へと進化させるための道筋です。

• ユーザーが利用するサービスの導入
• 弊社byppプロダクト＆サービスとの接続
• 拡張性のある本格的なAIエージェントの導入

ICPの仕組みをどの部分で使っているか

ICP.ninjaのコードも活用し、ICPの仕組みを利用しました。

• Principals / C.C.C.利用者の特定
  • ICP上で開発者/ユーザーやCanisterを一意に識別するためのID
    • 公開鍵と秘密鍵ペアのうち、公開鍵から派生させたPrincipalを利用しています
• Authentication with Internet Identity / C.C.C.利用者の認証
  • ユーザーの認証をICPのInternet Identityによって行える
    • ユーザーがdAppsに安全にアクセスし、本人であることを証明できます

なぜICPの仕組みを活用して開発したか、その優位性や理由

ユーザー認証から外部連携まで、真にトラストレスなプラットフォームにできるセキュリティと分散型インフラを両立するICPの特性があり、利用しました。

• セキュアで柔軟なInternet Identityによる認証
• Principal IDによる認可
• HTTPS outcallsを利用した外部オラクルデータとの連携
• Decentralized AIを利用した安心・安全なAIモデルによる対話内容の解釈と実行

今後の展開

ユーザーの利用を促進する機能の採用やAIエージェントへ発展的導入により、自然な会話からIoTデバイス操作まで直感的な対話インターフェースで様々な操作を実現していきます。

• 実装機能の再選定と追加：ユーザーにマッチする機能への差し替えと追加
• 操作語の拡張：自然な会話での操作へ近づけていく
• AIエージェント機能の導入：チャットによる単機能処理からフロー処理への拡張
• 弊社 bypp プロダクト＆サービスとの接続：チャットからのIoTデバイスの操作
• 他プラットフォームとの連携：様々なブロックチェーンやサービスとの結合

デプロイ手順

ソースファイル一式の取得

git clone 

設定ファイル.env作成

テンプレート設定ファイルをコピーして.envを作成します。

cd 
cp .env.tmp .env

.env編集

本プロジェクトではCoinGecko APIとEtherscan.io APIを活用しています。 .envを任意のエディタで編集しAPI Keyを設定します。

COINGECKO_API_KEY=<Your CoinGecko API Key. See more https://www.coingecko.com/en/api>
ETHERSCAN_API_KEY=<Your Etherscan API Key. See more https://etherscan.io/>

テスト

下記コマンドを実行し、パッケージのインストールとテストサーバーを起動します。 サーバー起動後に http://localhost:5000 にアクセスします。 この際Internet Identityによる認証はdfxによるローカルサーバー http://rdmx6-jaaaa-aaaaa-aaadq-cai.localhost:4943/ にて行われます。

npm install
dfx start
npm run dev

本番環境

下記コマンドを実行すると 本番環境用で実行されます。 Internet Identityによる認証は https://identity.ic0.app/ にて行われます。

npm run build
npm run start